308SW低圧ポンプのケーブル断線
 こちらは2020年9月のDIY修理です。
 突然、エンジンが始動しなくなってしまいました。スイッチを入れるとセルモーターが回り、数秒ブルブルン!と言ったもののそれ以降セルが回るだけでエンジンがかかりません。

 反応からしてガソリンが途切れたと仮説。
 この車には燃料ポンプが2つ備わっています。ひとつは燃料タンクからエンジンルームにガソリンを送る低圧ポンプ。もうひとつは直噴エンジンのため圧縮されたエンジン筒内に噴射する高圧ポンプ。これを点検します。
 低圧ポンプは後部座席を外してカーペットをめくると黒い蓋があるので、これを外すと見えます。実は以前この蓋を踏みぬいて割ってしまったことがあり、もしやそれが原因では?と考えていたのです。

 蓋を外してみると、ケーブルのひとつが断線しているように見えました。蓋の構造物部分がケーブルを踏みつけて傷つけてしまっていたようです。


 そこでコネクタを外して当該のケーブルをいったん切断し両方の被覆を剥いて、手元に余っていた電線を挿んではんだづけ。


 もとにもどし、エンジン再始動したところ・・・ちゃんとかかりました!ポンプ自体の故障で無くて良かった。
308SWウォッシャー液ジョイント劣化
 早速ですが、過去のマイカーメンテナンス歴を思い出しながら書き直してみます。先ずは2022年7月の、ウォッシャー液T字ジョイント破損のDIY修理です。

 製造から10年。ウォッシャー液が出ずボンネット裏がビチャビチャに・・・見たら水を分岐するT字のジョイントパイプが経年劣化で破断していました(写真①)。

 ジョイントの直径は5mm。ちょうど手元に直径5mmのアルミパイプがあったので、これを加工して作ります(写真②)。4mmのドリルで穴を開けてT字になるように接合。接合はエポキシ系接着剤でガチガチに固めました(写真③)。そのままだと接着の位置決めが難しいので、ダンボールを切り抜いて治具をつくり、テープで固定してからエポキシ接着剤を塗布しています。
 注意点として、3方向のパイプは、端をホースが入れやすいようにヤスリで丸めたのと、ホースが抜けにくいようにローレット加工のつもりで三角ヤスリを使ってギザギサを刻みました。

 組付けた様子が写真④。ウォッシャー液が正常に噴射します。これは応急処置のつもりで、別の用事でディーラーに行った際見てもらい、新品交換をお願いしたところ、「ぎむぎむさん、拝見しましたがしっかりしているのでこれで十分ですよ」とのこと。

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